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拡張された楽器音色を使う2

前回、演奏させてはじめて「犬の鳴き声」に変わりましたが、[各トラックの設定]で発音ボタンをクリックしても「鳥のさえずり」のままでした。
これは、Microsoft GS Wavetable SW Synthの仕様で、バンク0で拡張楽器音色を受け付けるGS規格モードに変更するためには、「GSリセット」を送信する必要があるためです。
[各トラックの設定]で発音ボタンをクリックしただけでは「GSリセット」を送信しないため音色は変わりません。
ですので、残念ながら演奏する以外に拡張された楽器音色の音は確認できません。
こちらは音色の例です。同じ音色番号でも、バンク0の値を変えることによって音色を変更することができます。
 バンク0: 0 音色番号: 24 ナイロンギター
 バンク0: 8 音色番号: 24 ウクレレ
 バンク0: 0 音色番号: 25 スチールギター
 バンク0:16 音色番号: 25 マンドリン
 バンク0: 0 音色番号:107 箏
 バンク0: 8 音色番号:107 大正琴
※前回お話ししたMIDI音源「SC-55」の音色リストを参考にしました。
拡張されているのは楽器音色だけでなく、ドラム音色も拡張されています。
ドラム音色の変更はバンク0を使わずに音色番号で指定します(一つ一つの音色が変わるのではなくドラムセット自体がそっくりと入れ替わります)。
例えば、図(クリックすると拡大します)のように[各トラックの設定]で音色番号を24にすれば、通常のドラムセットがエレクトロニックドラムセットに変わります。
Expansion_inst2

拡張された楽器音色を使う1

前回は「GM楽器音色リスト」と「GMドラム音色リスト」の楽器音色を聞く方法をお話ししました。
今回は、そのリスト以外の楽器音色を使う方法をお話ししたいと思います。
まずはパソコン音源の確認です。Windows XPをお使いの方は、コントロールパネルの「サウンドとオーディオデバイス」をダブルクリックしてみてください。
次に、表示されたウィンドウの「オーディオ」タブをクリックして「MIDI音楽の再生」をご覧ください。
そこに、「Microsoft GS Wavetable SW Synth」と表示されていれば拡張された楽器音色を使うことができます。
名前に「GS」とあるのでローランド社が提唱したGS規格の音源なのですが、どうも仕様書が公開されていないようで、拡張分の正確な楽器音色リストがわかりません。
Googleなどで「Microsoft GS Wavetable SW Synth」を検索してみると仕様を調べている方もいらっしゃるようです。
以前、ローランドさんが販売されていたSC-55というMIDI音源に近いようですね。
GM楽器音色の「鳥のさえずり」を拡張楽器音色の「犬の鳴き声」に変える
「鳥のさえずり」も「犬の泣き声」も楽器ではないですね。しかし、わかりやすい例としてあげてみました。
それでは、まずNote Editorの[設定]メニューの[各トラックの設定]をクリックしてください。
表示されたウィンドウでトラック1の「GM音色」を最後から5番目の「鳥のさえずり」に変更します。Note Editorヘルプの「GM楽器音色リスト」でいうとNo.123です。
次に、下図(クリックすると拡大します)のようにウィンドウ下部の「バンク・セレクトと音色番号で設定」にチェックを入れ、トラック1のバンク0を「1」に設定してください。
※このとき発音ボタンをクリックしても「鳥のさえずり」のままです。
Expansion_inst1

最後に、[設定]メニューの[リセット・メッセージの送信]をクリックすると表示されるウィンドウで「GSリセット」を選択してください。
Reset_msg

Tr.1の五線に音符を入力して演奏してみてください。「犬の鳴き声」で演奏されます。